目次
1 主権者が創る「象徴制度」と軍事によらない平和(「象徴」って何をする人?―「象徴」天皇という制度;「明治・大正・昭和」って特有のイメージがありますね―元号制度の社会的機能 ほか)
2 一回しかない人生を心豊かに生きる道(「個人主義」って「わがまま勝手」なこと?―個人individualの原意を読み解く;私たちが生きることを憲法はどう考えていますか?―lifeの権利をめぐる設計図 ほか)
3 「民」が「主」となる民主主義(一票のアンバランスが「違憲」ってどういうこと?―「正当に選挙された代表」の意味;批判があっても総選挙で自民党は圧勝しましたね―選挙制度と選挙報道を考える ほか)
憲法って何?日本国憲法って何?(どうして憲法記念日は五月三日なの?―日本のあり方を決めた日;憲法もあれこれの法の一つ?―「憲法」のそもそもを考える ほか)
著者等紹介
森英樹[モリヒデキ]
名古屋大学名誉教授。専門は憲法学。1942年、三重県生まれ。名古屋大学大学院法学研究科教授、同大学副総長、龍谷大学大学院法務研究科教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Takao
4
2015年11月3日発行。著者は名古屋大学名誉教授。憲法問題についてエッセイ風に縦横に語られている。「安倍首相の『戦後70年談話』をどう見る?」で引用されている、2万5千人の犠牲者を出したドレスデン空襲70周年記念式典(2015年2月13日)でガウク大統領が語った演説「私たちは、ドレスデンでおびただしい死者を出した戦争を、誰が始めたのかを知っています。そして、それゆえに、私たちはいまここでドイツ人の犠牲者を追悼するとき、ドイツが行った戦争による膨大な他国の犠牲者を決して忘れてはなりません」が印象に残った。2016/01/14
お魚くわえたザサエさん
1
「個人として」と「人として」、「男女」と「両性」などの細かな違いにも、大きな意味があることが分かる。2015/12/13
ruka
0
わかりやすかった!!2016/02/28