内容説明
未知の世界に挑んだジャーナリストの言葉。
目次
1 未知の世界とルポルタージュ(未知の世界との遭遇;現代の探検を支えるのは誰か?;俺があのルポを書いた時 ほか)
2 自然環境と人間(攻撃的な自然保全を;松岡農林水産大臣の自殺に想う;リニア中央新幹線に反対する ほか)
3 故郷・信濃を思う(わが故郷「日本最大の谷」の今昔;子ども天国だった天龍川周辺が今は…;“水路”を破壊せよ ほか)
著者等紹介
本多勝一[ホンダカツイチ]
1931年信州・伊那谷生まれ。ジャーナリスト。『朝日新聞』記者をへて現在『週刊金曜日』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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大西正志
2
元朝日記者、学生時代ベトナム戦争のルポ「戦場の村」、文化人類学的ルポ「カナダエスキモー」、冒険論「アムンゼンとスコット」など多岐にわたる著述に大きな影響を受けた。インパクトのあったのは「殺される側の論理」、アメリカ合衆国論。彼は、徹底して現場主義であり、その姿勢で、南京虐殺問題の本質をついていく。彼の人生のまとめ的(もう80代半ば)なエッセイ集かな。2018/06/05
トランザム7000
2
本田勝一さん、1931年生まれ。全て『俺』として文章を書かれている。『私』ではなく。なぜか、そのようなことが気になりながら読了。本書は雑文集。ジャーナリストの烏賀陽弘道さんとの対談が面白かった。2014/12/19