内容説明
北海道の山には、アンモナイトがうもれている。ひかるがそのことを知ったのは、十一歳の夏だった。そもそものはじまりは図書室。「アンモナイトは化石の王さまだ。幾春別川の上流にいけば、一億年に会えるぞ」先生が、図鑑をみせながら化石の話をしたのがきっかけだ。「アンモ、さがしにいかないか」夏休みになるのはをまって、ひかるは、ジロちゃんとヒデをさそった。
著者等紹介
本木洋子[モトキヨウコ]
東京都に生まれる。日本児童文学者協会会員
高田三郎[タカダサブロウ]
1941年北海道美唄市に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kikuyo
17
アンモナイトは、何故か夢とロマンがひろがるアイテムです。2016/08/30
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
美唄は化石の町として、北海道では有名?です。展示もされています。幾春別という地名は、道東の方でも似た名前が多いのですが、その殆どがアイヌ語からつけられています。お話は、アンモナイトを探しに友だちと自転車で冒険にいく男の子たち、北海道の短い夏の暑さと、ちょっと古い(炭鉱で栄えた町は、今はもう…)時代背景が懐かしさも感じます。2020/03/22
いろ
14
北海道11歳の少年達が,山にアンモナイトが埋もれていると知り,自分の手で見つけたい!自転車で化石採集に出かける夏の1日…というお話。もう設定だけでワクワクしてしまう☆ そろそろ自分の世界で動き始める頃の9歳男児にもそのワクワク感は伝わっていると思う,じっくりと一緒に読んだ。重厚感のある絵も,イイ感じに蒸し暑い濃厚な夏のイメージに重なる。この時期だけ味わえる,友達同士での1日の経験。素敵。2017/08/23
biba
5
空知出身の私には、なんともぐっとくる絵本。三笠の博物館にアンモナイトの化石を見に、よく行ったなあ。小さい頃は、よく化石を見つけたりして、それが普通だと思っていたし、化石の出る石も、自分ですぐみつけられたなあ。夫に言ったら、そんな経験はないとのこと。この年にして、そんな環境で育っていたことに気づく・・・。図書館で偶然見つけてくれた娘よ、ありがとう。2015/10/23
はぴたくぽん
4
図書館本。2017/04/10
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