内容説明
近代日本の夜明けを求めて苦闘した、高野長英、司馬江漢など、先人たちの精神と業績は、現代の私たちに何を語りかけるのか。科学的な洋学研究の古典となった名著『洋学論』(1939年)をはじめ三十余年の研究成果を集大成。
目次
1 洋学論(洋学の準備;洋学の発展;洋学の勝利)
2 洋学思想史(洋学の興隆と反封建的世界観;安藤昌益と佐藤信淵―封建制の改良か革命か;平賀源内―封建の谷間にうずもれた「非常」の天才 ほか)
3 史料篇(渡辺崋山の内願書;小笠原貢蔵の手控)
著者等紹介
高橋〓一[タカハシシンイチ]
1913年東京生まれ。1936年慶応義塾大学文学部国史学科卒業。歴史教育者協議会委員長などを歴任。1985年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。