内容説明
一七八七年五月、生きつづけるための切羽詰った行動からはじまった「打ちこわし」は全市中へ波及していく中で、特権的商人や、それと結託した役人との対決を明確にしていった。本書は、この歴史的大事件の諸側面を日常生活に密着して描いたものである。
目次
第1章 打ちこわしと江戸の町々
第2章 江戸の米市場
第3章 天明の飢饉と江戸
第4章 打ちこわし前夜
第5章 打ちこわしのあとに
著者等紹介
片倉比佐子[カタクラヒサコ]
1935年東京生まれ。1959年東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。都政史料館ついで東京都公文書館にて『東京市史稿』の編纂に従事、都史紀要28『元禄の町』同34『江戸住宅事情』執筆担当。現在、近世史料研究会同人、荒川区文化財保護審議会委員、NHK学園講師
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