内容説明
貧困こそ資本主義の最大の恥部―「血と汚物とを滴らせながら」生まれた資本主義の母国イギリス。産業革命からニューレイバー・ブレア政権にいたる労働者階級の状態、たたかい、貧困問題の推移をコンパクトにまとめる。
目次
第1節 産業革命と貧困―労働組合運動の創生
第2節 ヴィクトリア黄金時代と貧困
第3節 一九世紀後半の大不況期の貧困
第4節 帝国主義の形成と第一次世界大戦
第5節 一九二〇年代の労働運動と貧困
第6節 大恐慌と第二次大戦下の貧困
第7節 第二次大戦直後の貧困問題
第8節 繁栄する資本主義時代の貧困
第9節 スタグフレーション下の貧困問題―一九七〇年代
第10節 サッチャー政権以降の貧困