内容説明
大名らに対抗してたちあがる農民。急速にすすみはじめた商品・貨幣経済の中で活躍する商人や女性。活力を発揮し自律性を強めはじめる動乱期の地域社会を支えていたさまざまな人間群像をうきぼりにする。
目次
日野富子の時代―経済発展と拝金主義
山城国一揆によせて―地域の自律と連帯
太平記の時代と九州地方―九州支配をめぐる後醍醐と尊氏
伊勢・紀伊商人と中世の下総―東西海上交通を考える
伊予河野氏の大名領国―小型大名の歩んだ道
上杉謙信の経済政策―とくに流通・都市をめぐる
戦国時代の社会と秩序―衆中談合と公儀・国法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
珈琲好き
2
実力がなければ生きていけない、大義名文がなければ生き残る資格がない。/主に戦国時代の社会構造と経済分野の勉強になった。2017/03/12
naftan
1
日本各地での講演録をまとめたもの。「伊勢・紀伊商人と中世の下総―東西海上交通を考える―」,「上杉謙信の経済政策―とくに流通・都市をめぐる―」が面白かった。/上杉家の御用商人蔵田五郎左衛門は伊勢の御師が出自で越後伊勢神領と伊勢間の流通に関っていた事から上杉家との縁がつくられた。 /上杉は地金価値のある金を重視、北条領国でたびたび出されていた撰銭令は上杉領国では出されていない。/都市政策として、柏崎周辺に関所を作ることを禁止して交通を自由にした。ただし青苧については特別で通行税を取る方針だった。2012/10/03




