内容説明
ふたたび「少国民」をつくらないために。知らないうちに軍歌で育てられた「少国民」世代が、いまま軍靴の音がきこえる翼賛状況を前に、二十数曲の歌にまつわる痛恨の日々と思いを読み物風につづる。
目次
１ 国民学校一年生
２ 軍艦行進曲
３ 敵は幾万
４ 空の神兵
５ 同期の桜
６ 御民われ
７ 海行かば（ほか）
感想・レビュー
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CCC
7
すごい名前だけどたぶん本名。幕末志士は関係なさげ。児童期での軍国教育からの典型的な回心者だが、軍歌による音楽教育の影響だけは最後まで残っているという話は面白かった。雀百まで踊り忘れずというが、歌もそうなのかも。音楽の好みは平均的に14歳の時に聴いていたものが基準になるという説も聞いたことがある。2024/01/02
