内容説明
宇宙は大爆発から150億年の永い時間をかけて地球と生命と人類を育んだ。現代科学はこの壮大なシナリオをどこまで描けたのか。青い地球と燃える生命のために。
目次
150億年の旅
どこまでも広がる宇宙
太陽と惑星の誕生
太陽になれなかった木星
となりの太陽
原始地球の基礎工事
原始の大気と海の誕生
地球に非常事態発生
元素ができたはなし
生物は宇宙から!?
宇宙の分子を探る〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao
1
1992年5月20日発行(1994年10月5日、第6刷)。求めたのは30年近く前、寛政高校に勤務していた頃だ。オゾン層の破壊など地球環境問題を地球の歴史から捉えようと、いろいろ求めた中の一冊。高校の生物で勉強(苦労?)したDNAの話など難しい内容も多かったが、地球の歴史という長いスパンで環境問題を考えることができた。ラン藻類による光合成により、酸素、オゾン層が形成されたことは知っていたが、それにもかかわらず大気中の酸素濃度が増えなかったこと、紫外線の波長の違いの問題、など新たな知識も増えた。2021/05/23
naoto
0
新聞連載をまとめた本。生物の歴史の話を連載するなんてセンスいいな。20年以上前の本なので、若干古さを感じる部分もあったけど、読みやすくて面白かった。ブックオフで買ったら、当時の書評記事の切り抜きが挟まってた。2016/02/26
碇草
0
生命150年の歴史をざっと見るのに読みました。これで2回目です。地球誕生からの壮大な歴史が面白いですね。ホモサピエンスは40万年前に生まれました。そんなに歴史の短い人類は、今では地球環境を破壊しようとしています。2025/02/15