内容説明
いまや小説は〈変容〉したのか。もはや文学におけるリアリズムは無用なのか。現実から逃避する現代文学の諸潮流を批判するとともに、今日におけるリアリズム論の新しい展開をめざす。
目次
1 序論
2 リアリズムと主題・あるいは典型と題材―「播州平野」を糸口に
3 言葉と物語・あるいは暗喩とイメージ
4 宮本百合子のリアリズム探究(社会主義リアリズムの問題をめぐって;「昭和十年代」の文芸思潮のなかで;戦後のリアリズム観―不破哲三『宮本百合子と十二年』を手がかりに)
5 結びにかえて―小説〈変容〉論とリアリズム
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