出版社内容情報
英雄、王宮、十字軍―実在した“異世界”が大迫力のイラストでよみがえる!
ラノベ、コミック、ゲームなど創作の世界の舞台となり、人々を引きつけてやまない中世ヨーロッパの世界をビジュアル満載で解説。ファンタジーに欠かせない騎士や吟遊詩人は実際のところどのような存在だったのか?農村や教会で、中世の人々はどんな暮らしをしていたのか?本格的な歴史書からはイメージしづらい中世ヨーロッパの暮らしを、イラストと写真を使って詳しく紹介。もちろん、神話・伝承、幻獣も登場します。中世ヨーロッパを知りたいならまずはじめにこの1冊。資料としてもぜひ活用してください。
内容説明
王や騎士や吟遊詩人は実際どのような存在だったのか?農村や教会で人々はどんな暮らしをしていたのか?中世ヨーロッパの世界をイラストと写真で解説!
目次
第1章 中世ヨーロッパを彩る英雄たち
第2章 中世ヨーロッパを彩る神話・伝承
第3章 中世ヨーロッパの農村
第4章 中世ヨーロッパの都市
第5章 中世のキリスト教会
第6章 中世ヨーロッパの国王と領主
第7章 中世の幻獣・怪物
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
兵士O
32
伝説上の人物【聖ゲオルギオス】キリスト教の信徒として度重なるローマ皇帝の拷問にも屈しない彼。その真摯な姿に皇帝の后も改宗します。激怒した皇帝に処刑される二人。その直前に后は洗礼を受けないで死ぬと殉教にならないと彼に嘆きます。しかし彼は言います。あなたの流す血こそが殉教の証だと。【女教皇ヨハンナ】その豊かな教養と実績が買われ、推薦され、女であることを隠し教皇となった彼女。しかし愛人との密通により妊娠しそのことがバレます。公開処刑により街中を引きずり回され、石に打たれ共に殺される母子。事実のようで実は作り話!2024/12/03
りらこ
25
『薔薇の名前』の世界が好きで、『アーサー王物語』や『魔術師マーリン 』にハマり、そしてもちろんハリーポッターシリーズは諳んじるほど、そして小学生だったはるか昔の夏休みムーミン全巻読破した身としては、頭のなかを歩いてまわり、うんうん、あれ?ここはそうなんだ!と驚いたり頷いたり、ワクワク。紙面は淡々としているのですけれどね。懐かしくもあり、美しい絵に魅了されたり、知識を整理できたり。ここに扱われている中世ってなんと長いことでしょうか。 2022/10/13
Saku
20
中世ヨーロッパと聞いてイメージするところの項目が見開きで解説される。騎士や諸侯のほか中世の生活、文化、中世のイメージから派生してのファンタジーに至るまで網羅している。もちろん見開き程度の解説なので深い知識は得られないが、興味のある項目を見出だすインデックスとしては十分に楽しめる一冊。 2023/05/29
びっぐすとん
14
図書館本。またまた企画展からの中世ヨーロッパ。こちらはゲームや小説でもなじみの逸話やキャラの説明もあり、昨日読んだ本と同様の説明もあり、で読みやすさと満足度がより高かった。日本でいうと古墳時代から戦国時代までに当たる暗黒の中世。少氷河期と言われた気候による飢饉やペストなどの疫病、キリスト教支配によるギリシア、ローマ文化の断絶による文化的後退が暗黒と呼ばれる時代を作ったのだろうが、農機具の進化などもあったし、写本に見られる芸術の発展もあった。後から省みて暗黒というのは簡単だが、当時は比較するものがないからね2024/08/18
spatz
9
中世ヨーロッパ、をいわゆる「実在した#異世界」という言葉でとらえているところが、たくさんあるだろう歴史についての本と一線を画す点ではないだろうか。子供たちと一緒に眺めると、あ、これはあのキャラに似ている、等、さまざまな作品、その世界観にインスピレーションを与えていることがわかる。たくさんの写真や古い資料と共に特徴的なのが鈴木康士氏のイラスト。 資料として歴史の説明を図鑑として知識を得るのと同時に、イラスト集や画集のようにイメージを追ってパラパラめくってみているだけでも楽しめる。 #NetGalleyJP2022/04/06
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