出版社内容情報
重いダンベルを「持ち上げる(コンセントリック運動)」よりも「下ろす(エキセントリック運動)」ほうが効果的に筋力が高まる、という研究結果をご存じでしょうか。本書の監修者である野坂和則氏の研究では、階段を「上る」よりも「下りる」ほうが筋力がアップしただけでなく、体脂肪が減少し痩せた、という驚きの結果がでました。 これまでの筋トレの常識では、負荷を持ち上げる運動が主眼と考えられ、負荷を下ろす運動は重視されていませんでした。しかし、前述のような最新の運動生理学の研究により、エキセントリック運動の重要性と効果に注目が集まり、世界中で研究がされるようになってきたのです。 本書では、この革命的とも言われるエキセントリックトレーニングの最新の理論と効果をさまざまな研究結果を示しながら明らかにするとともに、実際のトレーニングのメニューや具体的な方法を写真を用いて解説していきます。 最短で最大の効果が得られる、最新の筋トレ―エキセントリックトレーニングの教科書です。
内容説明
最先端の運動生理学・スポーツ科学に基づいた世界最新メソッド&筋トレメニューを紹介!
目次
序章 「エキセントリックトレーニング」とは
第1章 理論編―エキセントリックトレーニングの基礎
第2章 理論編―エキセントリックトレーニングの効果
第3章 実践編―エキセントリックトレーニングの進め方
第4章 実践編―自宅でのトレーニング
第5章 実践編―ジムでのトレーニング
第6章 実践編―パートナーと行うトレーニング
著者等紹介
野坂和則[ノサカカズノリ]
オーストラリア・エディスコーワン大学教授。運動スポーツ科学部門ディレクター。横浜市立大学大学院総合理学研究科准教授を経て2004年からパースにあるエディスコーワン大学へ移り、2009年教授となる。運動生理学が専門で、学術研究論文は270編を超え、エキセントリック運動に伴う筋損傷研究の第一人者として世界に知られる。現在はエキセントリック運動の利点の研究を精力的に行い、年に1、2回帰国し、研究発表や講演を行っている
坂詰真二[サカズメシンジ]
NSCA認定ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト。同協会認定パーソナルトレーナー。「スポーツ&サイエンス」代表、横浜リゾート&スポーツ専門学校講師。横浜市立大学文理学部卒。株式会社ピープル(現コナミスポーツ)で教育担当職を歴任後、株式会社スポーツプログラムスにてアスリートへのコンディショニング指導を担当。1996年「スポーツ&サイエンス」を興し、指導者育成、メディアを通じての運動指導などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。