乱世に挑戦した男 平清盛

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784404040879
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

内容説明

平清盛とは?平安時代末、白河院の落胤として生をうけた清盛。忠盛の嫡男として育てられた清盛は着々と昇進、武家としてはじめて太政大臣となった。武士として貴族社会をきりひらいた男のおおいなる挑戦―。

目次

第1部 なぜ清盛は武士として頭角をあらわすことができたのか(清盛の出生;伊勢平氏―清盛登場の前提;平忠盛―清盛の父として;清盛の兄弟たち;清盛の妻子たち;若き日の清盛―院近臣家の子息として;祇園乱闘事件の処分;保元の乱;大蔵合戦;保元の乱の顛末;保元の乱の背景;新たな争乱の種;保元の乱後の平氏一門;後白河院近臣・信頼の台頭;平治の乱勃発;謀反人信頼の鎮圧)
第2部 清盛が目指した理想の国とは(平家一門の躍進;二条天皇の崩御;清盛から重盛へ;法住寺殿の立地条件;高倉天皇の即位;重盛と成親;嘉応の強訴事件;福原での千僧供養;徳子の入内;殿下乗合事件;建春門院滋子の死;後白河院と平家の対立;安元の強訴;鹿ケ谷事件;皇子言仁の誕生;重盛の死;治承三年の政変;“平家の貴族化”について;安徳天皇の即位)
第3部 平家はなぜ滅亡したのか(以仁王の挙兵;敵に囲まれた都;福原遷幸 ;遷都に反対する人びと;富士川合戦;全国に拡がった反乱;後白河院政、再び;治承・寿永の内乱;清盛の死;清盛死後の平家;おわりに)

著者等紹介

岩田慎平[イワタシンペイ]
1978年生まれ。2001年京都教育大学教育学部卒。2004年佛教大学大学院文学研究科修士課程修了。2007年関西学院大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、関西学院大学非常勤講師、京都女子大学宗教・文化研究所共同研究員。専攻は日本中世史(中世武士論、鎌倉幕府論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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めぐみこ

3
波モチーフの装丁が良い。海賊追討で活躍した忠盛・海の向こうと交易を重視した清盛・波の下の都に沈んだ安徳帝…平家の栄枯盛衰に思いを馳せずにいられない。清盛が本来は政治的バランス感覚に優れた人だったらしいのが意外。各方面にそれほど目配りできた人が、晩年は独裁者。なんだか秀吉みたい。圧倒的武力を背景に推し進めた改革が、別の圧倒的武力によって頓挫し滅亡させられるのは、その道を最初に示したのが自分だけに皮肉だった。2020/07/05

ゆきだるま

0
時代背景の知識が乏しいため、読むのには苦戦。それでもなんとなく流れはつかめた。王家やそれを取り巻く人々の思惑や動きは面白い。後白河院の人物像には興味が湧いた。2012/03/03

プチシゲ

0
大河ドラマ平清盛をじっくり見たいがため読んでみた。しかし、この時代の政治の複雑さは本当に難解だ。相関図を何度見ても頭に入って来ない。視聴率の悪さは仕方ないだろうな。でも読むだけの価値は必ずある。ここに来て漸くドラマの面白さも分かってきたぞ。2012/02/28

アトラス書房

0
二条天皇の御所の警護については、のちに平家が高倉天皇の閑院内裏を警護する兵士を指して「大番の兵士」と呼んだこととあわせ、のちに鎌倉幕府が御家人に命じて御所を警護する京都大番役の淵源ともされる。2023/10/15

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