内容説明
平清盛とは?平安時代末、白河院の落胤として生をうけた清盛。忠盛の嫡男として育てられた清盛は着々と昇進、武家としてはじめて太政大臣となった。武士として貴族社会をきりひらいた男のおおいなる挑戦―。
目次
第1部 なぜ清盛は武士として頭角をあらわすことができたのか(清盛の出生;伊勢平氏―清盛登場の前提;平忠盛―清盛の父として;清盛の兄弟たち;清盛の妻子たち;若き日の清盛―院近臣家の子息として;祇園乱闘事件の処分;保元の乱;大蔵合戦;保元の乱の顛末;保元の乱の背景;新たな争乱の種;保元の乱後の平氏一門;後白河院近臣・信頼の台頭;平治の乱勃発;謀反人信頼の鎮圧)
第2部 清盛が目指した理想の国とは(平家一門の躍進;二条天皇の崩御;清盛から重盛へ;法住寺殿の立地条件;高倉天皇の即位;重盛と成親;嘉応の強訴事件;福原での千僧供養;徳子の入内;殿下乗合事件;建春門院滋子の死;後白河院と平家の対立;安元の強訴;鹿ケ谷事件;皇子言仁の誕生;重盛の死;治承三年の政変;“平家の貴族化”について;安徳天皇の即位)
第3部 平家はなぜ滅亡したのか(以仁王の挙兵;敵に囲まれた都;福原遷幸 ;遷都に反対する人びと;富士川合戦;全国に拡がった反乱;後白河院政、再び;治承・寿永の内乱;清盛の死;清盛死後の平家;おわりに)
著者等紹介
岩田慎平[イワタシンペイ]
1978年生まれ。2001年京都教育大学教育学部卒。2004年佛教大学大学院文学研究科修士課程修了。2007年関西学院大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、関西学院大学非常勤講師、京都女子大学宗教・文化研究所共同研究員。専攻は日本中世史(中世武士論、鎌倉幕府論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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