新人物文庫<br> 古代史はどうして謎めくのか―『日本書紀』に仕組まれた謎を解く73のヒント

電子版価格
¥733
  • 電子版あり

新人物文庫
古代史はどうして謎めくのか―『日本書紀』に仕組まれた謎を解く73のヒント

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 303p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784404039989
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0121

内容説明

これまで『日本書紀』は、編纂を命じた天武天皇にとって都合のいい歴史書とされてきた。だが、この思い込みが、古代史の謎をさらに深くしてしまったのではなかろうか。実は、この書が天武天皇没後の政権にとって都合のいい歴史書だったと考えることで、古代史のさまざまな謎が解けてくる。―神話の世界に封印されたヤマト建国の謎、『日本書紀』にもある邪馬台国の手がかり、律令制度の整備をめざしていた蘇我氏の抹殺…。正史『日本書紀』が隠し通した“史実”と仕組まれた“謎”―通説を根底から覆す大胆な仮説と推理で、古代史がますます面白くなる。

目次

第1章 古代史迷宮入り事件―古代史はどうして謎めくのか(出雲神話の謎―はたして出雲は実在したのか;神と天皇の謎―不思議の国の王権;天孫降臨の謎―なぜ南部九州に舞い降りたのか ほか)
第2章 女帝と山姥―激動の時代に現れた女傑たち(山姥―縄文と現代をつなぐ女神;卑弥呼―いわずと知れた邪馬台国の女王の知られざる正体;台与(壱与)―卑弥呼よりも重要な女王 ほか)
第3章 謎の人物群像―古代史の謎を解くヒント(神武天皇―なぜ神武東征の出発地は日向なのか;長髄彦―身内に殺されたヤマト土着の首長;武内宿禰―ヤマト建国の秘密をひとり背負い込んだ男 ほか)

著者等紹介

関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。仏教美術に魅せられ奈良に通い詰め、独学で古代史研究をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メータ

1
藤原氏対蘇我氏という視点から 古代史をわかりやすく描いている なんか藤原氏=悪って図式だけど 藤原氏がつくりあげたとしても古事記は 日本有数の書物だし のちの藤原定家とか更級日記の作者も 藤原性だし 文学的才能がある一族だと思う。 妄想族なのか。 その妄想力を文学に発揮するものと 力をもって権力者となっていくもの どちらも包含していたのか。2012/02/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3047728
  • ご注意事項

最近チェックした商品