内容説明
日本史に登場する女性は多彩にして華麗である。男まさりの猛女もいれば、亭主の出世を陰でささえた賢女もいて、いつの世にも、ひとりの人間として力いっぱい生きた女性たちの姿が、少ない史料のなかから浮かびあがってくる。日本最初の女帝推古天皇/平家のワンマンおばあさま二位尼/孤独な尼将軍北条政子/不屈の美女お市の方/奥州の鬼母義姫/戦国一のかかあ天下北政所/徳川のトップレディお江与の方/大坂城の女あるじ淀殿/執念の母お由羅ほか、死と隣り合わせの戦乱と男たちの野望のはざまで、女たちはいかにたたかい、時代を生き抜いたか。
目次
推古天皇―最初の女帝誕生
斉明天皇―謎多き巫女王
額田王―翔んだ女性の元祖
持統天皇―男まさりの女政治家
光明皇后―藤原一族のホープ
藤原薬子―日本のクレオパトラ
祇園女御―平清盛の義母
常盤御前―子のために敵将になびいた母
池禅尼―頼朝、命の恩人
祇王―京の白拍子〔ほか〕
著者等紹介
小石房子[コイシフサコ]
大分県生まれ。作家・日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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