PHP文庫
江戸が息づく古典落語50席

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569663029
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0176

出版社内容情報

江戸庶民の「人情と笑い」を楽しむ落語案内。

『芝浜』『うどん屋』『大山詣り』……江戸庶民の人情とユーモアの世界が目の前によみがえる! 著者ならではのユニークな落語ガイド。

八代目桂文楽とともに、昭和の名人と呼ばれ、落語ワールドの住人そのままの生き方をしたような五代目古今亭志ん生がこの世を去ってから、今年でちょうど二十五年。四半世紀を過ぎたというのに、いまだCDの売上はトップの座を譲らない。また一方で、若手の個性派が次々と真打ちになり、寄席やホール落語に足を運ぶ若い女性が増えているとも聞く。

▼こうした現象をみると、いま、何度目かの落語ブームが訪れているといえよう。

▼本書の著者、三代目柳家権太楼は、人間国宝柳家小さん門下の実力派。芸、体力、気力ともに充実期を迎えている、現在もっとも聞き応えのある落語家の一人だ。その彼自らが、数百あると言われる噺の中から名作中の名作を五十席厳選し、その聞き所とプロならではの蘊蓄を、梗概とともに紹介したのが、本書だ。演じ手が解説したこの種の本は、ありそうでなかなかないもの。実力派が明かす噺のテーマは、鑑賞の助けになることは間違いない。

●正月の巻 
●春の巻 
●夏の巻 
●秋の巻 
●冬の巻 
●暮の巻

内容説明

落語が静かなブームを呼んでいます。しかし、落語若葉マークの人からは、どんな噺を聞けばいいのか、どのように味わえばいいのかを知りたい。そんな声も聞こえてきます。本書は、寄席出演年間600回を超える権太楼師匠が、名作中の名作50席を厳選。その聞きどころと、落語家だから披露できる蘊蓄を語った、入門者も落語通も、大いに笑って大いに泣ける画期的落語ガイドです。

目次

正月の巻(かつぎや;七草 ほか)
春の巻(明烏;幾代餅 ほか)
夏の巻(大山詣り;佃祭 ほか)
秋の巻(目黒の秋刀魚;王子の狐 ほか)
冬の巻(夢金;二番煎じ ほか)
暮の巻(芝浜;文七元結 ほか)

著者等紹介

柳家権太楼[ヤナギヤゴンタロウ]
1947年1月24日生まれ。東京都北区出身。明治学院大学卒業後、70年、五代目柳家つばめに入門して、ほたる。74年、つばめ没後、五代目柳家小さん門下へ。75年、さん光で二ツ目。82年、三代目柳家権太楼を襲名して真打昇進。78年度NHK新人落語コンクール優秀賞、80年度国立演芸場花形若手演芸会新人賞金賞、02年度浅草演芸対象金賞など、受賞多数。『初天神』『桃太郎』など子供の出てくる噺から、爆笑をさそう与太郎噺、『芝浜』『富久』『火焔太鼓』『佃祭』など本格的古典落語まで、その芸域の広さにより多くのファンを持つ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinupon

58
それぞれの好き嫌いはあると思いますが、無難な選び方だと思います。2016/04/03

千代田卜斎

0
アクの強い権太楼師匠の著書だけあって、内容もちょっと個性的です。でも嫌いなのに無理して「甲府い」を採り上げたのは何故なんだろう。あとは無理に季節でまとめず、季節に関係のない噺も同様に語ってほしいです。

くま

0
一般的な古典落語の紹介本に比べて、噺家自身が書いているのと、権太楼師匠チョイスで、偏っていて面白い。好き嫌いとか、得手不得手まで書いてあって、それがよかったです。2010/02/27

akiu

0
【★★★】http://crossreview.jp/akiu/reviews/45696630282009/04/15

4k

0
ガイドブックとしてなかなかの出来、けっこう好き嫌いを言っているのがいい。2009/01/13

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