内容説明
年間七千件をこえる発掘調査―新発見の遺跡や遺物によって、「倭国」の実像がしだいに浮かびあがってきた。また、最新ハイテク技術を使った「年代測定法」などで、古代史の“常識”が書き換えられつつある。本書は、そうした「地中からのメッセージ」を発掘する考古学の最新状況をわかりやすくまとめた一書である。
目次
旧石器文化研究の現状はどうなっているの?
縄文土器は本当に世界一古いの?
三内丸山遺跡は本当に縄文都市か?
縄文人たちはどんな遠くから石を運んでいたのか?
縄文人の狩猟技術はハイテクであった!
古代人は動物とどのように接していたの?
古代人は日常どのように音楽に親しんでいたのか?
日本では水稲農耕は一体いつ始まったのか?
縄文土偶は本当に女子ばかりなの?
弥生時代の開始は本当に500年古くなるの?〔ほか〕
著者等紹介
山岸良二[ヤマギシリョウジ]
1951年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。東邦大学付属東邦中高等学校教諭、習志野市文化財審議会会長。専門は日本考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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