内容説明
「なぜ鎌倉に日本史上初の“もののふの都”が打ち立てられたのか」「なぜ、そしてどのような戦が鎌倉で行われたのか」「武都鎌倉の特徴は何にあつたのか」「天然の要害を誇った鎌倉が、なぜ攻め滅ぼされたのか」。これらの素朴な疑問に、長年鎌倉時代を研究し、鎌倉をこよなく愛した著者が、歴史的・地理的・経済的背景からわかりやすく解き明かす。鎌倉の特色・魅力とともに、合戦を経るごとに“進化”した武都の軌跡―対立原因・合戦経過・後世の影響―を、関連史跡とともに詳しく描く。「鎌倉を体感する探訪コース」や史跡の見方・調べ方、アクセス地図を多数掲載。
目次
序章 地形から見た鎌倉
第1章 幕府以前の鎌倉
第2章 頼朝時代の鎌倉
第3章 北条氏の台頭と得宗専制
第4章 名越氏の没落と三浦合戦
第5章 新田軍突入、北条氏の壊滅
終章 鎌倉の残光
著者等紹介
奥富敬之[オクトミタカユキ]
日本中世史家。日本医学史家。1936年、東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程国史学科修了。日本医科大学名誉教授、早稲田大学教育学部講師。瑞宝章叙勲(贈従五位)。2008年逝去
奥富雅子[オクトミマサコ]
1943年、東京都生まれ。昭和女子大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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