江戸の名奉行―人物・事績・仕置きのすべて

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784404035714
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0021

内容説明

町奉行、寺社奉行から牢屋奉行、火付盗賊改まで名奉行たちの真実を豊富な史料から明らかにする。

目次

第1章 草創期の幕府を支えた名奉行たち(板倉伊賀守勝重―江戸初期の伝説的な名奉行;石谷左近将監貞清―平和な江戸の街づくりに奔走;石出帯刀吉深―江戸・小伝馬町の牢獄を守り抜く;牛込忠佐衛門重忝―国際都市・長崎の礎を築いた果断の人;中山勘解由直守―「海老責」で火付・盗賊に恐れられた火盗改;坪内能登守定鑑―絵島事件を裁き、吉宗政権誕生へ導く)
第2章 太平の世に活躍した名奉行たち(大岡越前守忠相―将軍吉宗の「懐刀」といわれた真の理由;徳山五兵衛秀栄―巨魁・日本左衛門を獄門にかけた男;曲淵甲斐守景漸―失言で「名奉行」の評判を失う;伊奈右近将監忠尊―町奉行よりも頼りにされた最後の関東郡代;池田筑後守長恵―裏表のない明快で型破りな武断派奉行;長谷川平蔵宣以―「本所の銕」から火付盗賊改への飛躍;小田切土佐守直年―誠実・慎重な裁きで町奉行に永年勤続;根岸肥前守鎮衛―『耳嚢』を著した気さくな人気奉行;脇坂淡路守安董―大奥と寺社が最も恐れた剛胆な奉行;榊原主計頭忠之―鼠小僧次郎吉を裁いた“改革派”町奉行)
第3章 幕末の動乱に立ち向かった名奉行たち(筒井伊賀守政憲―日本百年を見すえていた学者奉行;内藤隼人正矩佳―遠島にした佐原喜三郎の波瀾の流人暮らし;矢部駿河守定謙―高潔な政治をつらぬいた怒れる奉行;遠山左衛門尉景元―「庶民の見方」に徹した硬骨の奉行;鳥居甲斐守忠耀―誣告と陥穽で恐れられた「妖怪」;池田播磨守頼方―国定忠治・吉田松陰を処刑した偉丈夫;川路左衛門尉聖謨―瓦解する幕府に殉じたサムライ)
第4章 名奉行余録―その他の名奉行たち

著者等紹介

丹野顯[タンノアキラ]
1940年東京生まれ。東京教育大学文学部卒業。江戸庶民の生活史・精神史について執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まーしゃ

25
江戸時代の奉行の話。江戸の名奉行と言えば、大岡越前守忠相、遠山左衛門尉景元ですが、他にもうまい裁きを魅せる名奉行がいたお話。江戸時代の判例集みたいな感じでその事例やその奉行の生い立ちなど… 色々と抑止力や犯罪の防止を考え色んな刑があったが…陰茎切除や火破りなど、、、奉行が知恵を絞っても犯罪は繰り返されるんですネ。景元の隠し売女の裁きは天晴れだった。面白かったです。2017/10/01

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