目次
巻9 天正四年
巻十 天正五年
巻十一 天正六年
巻十二 天正七年
巻十三 天正八年
巻十四 天正九年
巻十五 天正十年
著者等紹介
中川太古[ナカガワタイコ]
本名・巧(たくみ)。1934年東京都八王子市に生まれる。国学院大学文学部文学科を卒業。第一法規出版株式会社に勤務し、歴史・美術・芸能・民俗関係の企画・編集を担当。1990年に退社し、現在はフリーの編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
25
○信長の性格や漸進性、当時の習慣がよくわかります。天正十年の巻が圧巻です。2023/04/25
kiriya shinichiro
1
結構、勝頼と長々と戦ってるな……。信長の成敗、まあ仕方がないかなってところも多いけど、早く帰ってきたら女房達が外出してたんで処分しちゃう、っていうのは、ちょっとあんまりかなって思った。まあ勝手なことすんなってことだろうけどさ……2017/10/18
のら
1
信長の家臣であった太田牛一がまとめた信長の伝記(正確な一級史料)。メモ魔・太田牛一が微に入り細に入り書き込む書き込む。史料として面白い(文学的にはダメ)。安土城の間取り(部屋の広さ・名前・壁画)も購入した茶道の名物、家臣・お気に入り力士・立派な庶民への下され物、馬揃えの際のファッション…。面白かったのは浄土宗と法華宗の宗論かな。信長を崇め奉り、ことあるごとに「めでたいことである」「ありがたいことである」「信長に憎まれたら自然死」など宗教かっ! 無残な最期を迎えた人々には憐憫の情も寄せてるけどね。2016/04/03
氷菓子
0
家臣に領土を直轄にせず、それぞれの部下に分け与えたり、新しい部下を雇うのに使うのを推奨するなど、信長は組織を運営する能力も優れていたのだと分かった。なにか献上品があるとそれを上回るものを返したり、戦が終わるとその戦のために蓄えていた兵糧をもういらないからと分配するなど、上に立つ者が下々に目をかけるからこそ、家臣もついていったのだろう。光秀の謀反がなく、信長が天下を統一したらどんな国になっていたのだろうか。信忠が有能な跡継ぎだった事も分かったので、せめて信忠だけでも助かっていればなあと思ってしまう。2017/02/24
Uz あなぐま
0
馴染みのある武将、事件、合戦が増えて上巻よりは面白く読めた。献上品、下賜が頻繁にあり、それに対して互いに返礼も欠かさない。当時の習慣がよくわかる。これは金銀に限ったことではなく、ある家の家宝だったものが信長に献上され、それを信長が他の人に下賜する場面もあった。「良いものを所有する名誉」を贈り合っているような印象を受けて興味深かった。2019/07/22
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- 赫赫