出版社内容情報
理想的な教科内容,わかりやすいイメージ豊かな解説,実践的な具体例・算法・プログラムなどの点で,学生・技術者・研究者から圧倒的な支持をいただいた.情報科学の信頼できる確かな手引としておすすめする. 〈第2次刊行〉
内容説明
生体システムへの情報科学的アプローチは,生物を理解する有力な方法であるとともに,生物のもつ精巧な諸機能を工学的に実現し活用するための基礎でもある.ここでは,生体における情報の働きを,神経システムと遺伝システムについて解説する.神経システムに関しては,感覚器や脳における情報処理の機能を,生理学的,数理工学的,心理学的な視点から扱う.遺伝システムに関しては,遺伝子に荷われた情報の高度な働きを説明し,機械の自己増殖の問題も取り上げる.
目次
第1章 感覚器と脳の生理(外山敬介)
第2章 神経回路網の数理モデル(甘利俊一)
第3章 人間の認知的情報処理(金子隆芳)
第4章 遺伝と情報(村松正実;和田英一)