内容説明
人気漫画「るろうに剣心」の主人公、新選組最強の剣士、斎藤一の激動の生涯を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
39
再読。新選組副長助勤斎籐一の生涯を斎籐一研究の第一人者(？)赤間倭子の筆で追う小説。これが時代小説の処女作と言うこともあってか、あまりこなれていない文体な上、斎藤のキャラクターがいまいち魅力的に描かれていない。斎籐一の本だけに希少価値はあるのだろうけど、あまりお勧めしない。★★★☆☆2016/12/24
えみ
4
斎藤一ファン駆け出しの頃に一度読んだ本の再読。 史実とはだいぶ違う内容ですが、斎藤一ファンとして楽しむには簡潔な文章と斎藤一愛が詰まっていて良いです。 何度でも手軽に読み返せるページ数なのも良い。 ちょっと物語的には足りない感じがしますが、十分楽しめました。2015/05/04
月翼堂
3
もう10年以上も前に図書館で借りて読んだ本をようやく手に入れて再読。斎藤一を意識するきっかけになった本であります。実に謎が多い人物なので、いじりがいありそうだからもっとエンタメ小説になるといいのにｗ。2012/01/25
sakuma
3
調査結果がたまに文章に入ってくるので「物語」を楽しむのには向かない。斎藤さん視点の人物評がなかなか珍しい。2010/06/28
すい
2
あとがきによると初出は昭和48年9月らしい。著者自身も指摘しているが、当時土方や沖田が人気であったなか、斎藤一に着目してその物語を書いたことは特筆すべき点だろう。巻頭に斎藤一に関する品の写真（白黒）があるのも興味深い。 斎藤による人物批評はなかなか面白い。ただ、物語の合間に史料や他者の著作の引用が混じるため、世界観に浸れないのが欠点。せめて物語と史実や創作は分けてほしかった。物足りない。2011/12/17
