内容説明
あのマリー・アントワネットの運命はたいていの人が知っている。しかしその彼女に幼い男の子(ルイ17世)があって、その子が一人牢獄のなかで暗澹たる人生を送ったことを、いったい何人の人が知っていよう。たとえば、イングリッド・バーグマン主演の映画にまでなったロシア皇女アナスタシア事件、デュマの小説であまりに有名な「鉄仮面」、「ヨーロッパの孤児」と呼ばれたカスパール・ハウザー、みな、歴史の表舞台から抹殺されてしまった人々だ。さまざまな証言・記録を駆使してその真偽を問う表題作はじめ歴史の謎を解明する4篇を収録。
目次
鉄仮面の正体は!?
ルイ17世はすり替えられたのか
バイエルン王国を震撼させた少年の謎
皇女アナスタシアは生きていたか
法王パウロ1世は暗殺されたのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽけっとももんが
6
イングリッド・バーグマンの「追想」を見たのはいつだっただろう。それ以来何冊か、アナスタシア関連の本を読んだのだった。久しぶりに思い出してまた借りて来た。歴史に隠された謎というものは、魅力的ですね、わからないからこそ。今ならDNA鑑定ではっきりと血縁関係がわかってしまう。明確だけどロマンはないな。2018/01/04
みけ
0
鉄仮面の正体は?ルイ17世はすり替えられたのか?バイエルン王国を震撼させた少年の謎。皇女アナスタシアは生きていたか。法王パウロ一世は暗殺されたのか。など歴史上のミステリーを立証。
ななお。
0
『闇の異人伝』より少し詳しいくらいかな。2009/08/15
黒いガチャピン
0
桐生操はこのほか悪女ものや残酷史ものを読み散らかした。
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