内容説明
江戸城の築城者・敗戦を知らぬ智勇兼備の名将―太田道灌の全生涯を描いた初の歴史小説。
感想・レビュー
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BIN
4
江戸城の築城者にして享徳の乱や長尾景春の乱で活躍した太田道灌を描いた作品。著者が史跡や寺院を訪ねて、古老や郷土研究家、住職から聴いた話に史料や創作を一部交えながら書いたとのこと。長尾景春など周りが反乱起こしまくっているのに阿呆な主家に対して忠義を尽くしたのも朱子学を遵法していたからという解釈。セリフにも四書五経読みすぎたから道に外れることはできないと自分の頭の硬さを実感しているのはちょっと面白い。将軍の猿の話も出ているし、太田道灌に関しては網羅されているので想定よりかはよかった。2017/07/08
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