内容説明
外国人に日本の近世社会はどのように映ったか。「鎖国」時代の日本を新史料を元に紹介する。
目次
1 アダムズのニッポン地図(一大船―日欧交渉史の発端;アダムズのニッポン地図;ゴッソサンマ―三浦按針余滴;ホブソンの貸し馬)
2 コルネリアの眼(キリシタンの矢文;カロンの武鑑;賢婦ウールスラ;「会社の島」―平戸の蘭人墓地)
3 鎖国の窓(もうひとりのアンデルセン;モンタヌスの遺日使節記;セイラムの出島図;オランダの雇い外国船;レザノフ来航)
4 東西交渉史の新局面(ペリーの通訳・衛廉士〔ウリヤムズ〕;日米交渉夢物語―森山多吉郎日記のこと;ワーグマンとオールコック;ボオドウァン兄弟滞日記;トミーの栄光―米田桂次郎のこと)
5 海外の日本資料(ヨーロッパの公文書館;元駐日イギリス武官―倫敦にて;平戸オランダ商館員の筆跡)