土方歳三

土方歳三

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784404005816
  • NDC分類 289
  • Cコード C0093

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

財布にジャック

60
この小説の中に「近藤が、俺を待っているのは、地獄でも、極楽でもなく、故郷の多摩の地に違いない。」という文章がありました。その多摩の地に土方歳三資料館があります。その資料館で十年以上前に購入したこの本は、私の宝物です。土方さんの流山から蝦夷までの軌跡を、一人称で、まるで土方さんが私に語りかけてくれているんじゃないかと錯覚していまうくらいのタッチで語られているこの小説は、本当に素敵なんです。何度も何度も読み返して、土方さんを偲んでいます。2012/02/09

りかん

6
京都時代の土方さんは、自ら望んで近藤さんの影となっていたので、掲げた「誠」の言葉にそぐわない冷酷な策士ぶりが際立っていた。(そこがまたとんでもなく魅力的なんだけど‥)でも、皮肉なことに近藤さんを失ってからの土方さんの方が「己の美学を貫き通す」生き方をできたような気がする。この本ではそんな土方さんの悲しみや迷いが一人称で語られており、時代を疾走した彼の息づかいがすぐ側で感じられるようだった。悲しくはあるが後悔は微塵もないだろう彼の生き方にまた魅せられる。2012/02/15

ちいすけ

1
この作品からも沖田や近藤と別れてからの土方の覚醒を感じる。土方自身が語る文章での展開。沖田の2作品とともに筆者の彼等への思いを感じた一冊。2020/09/20

二分五厘

0
1989.3.18

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