出版社内容情報
ミーガン・ラピノー、大坂なおみ、マルクス・レーム、マニー・パッキャオ……。第一線で活躍しつつ、競技の枠を超えて発信する九人のアスリートたち。その活動がもつ現代的な意義と可能性を気鋭の論者たちが問う。
内容説明
ミーガン・ラピノー、大坂なおみ、マルクス・レーム、マニー・パッキャオ…。第一線で活躍しつつ、競技の枠を超えて発信する九人のアスリートたち。その活動がもつ現代的な意義と可能性を気鋭の論者たちが問う
目次
第一部 セクシュアリティ(第1章 キャスター・セメンヤ―それでも彼女について語ること(井谷聡子)
第2章 大坂なおみ―政治的発言と勇敢さのゆくえ(田中東子)
第3章 ミーガン・ラピノー―声を上げる女性アスリートたち(稲葉佳奈子))
第二部 技術(第4章 マルクス・レーム―非―人間とネットワークする身体(青山征彦)
第5章 リカルド・アウベス―ブラインド・サッカーの身体図式(二宮雅也)
第6章 大迫傑―ポピュリズムに抗する身体(小笠原博毅))
第三部 社会(第7章 コリン・キャパニック―社会を編みなおすアスリート(山本敦久)
第8章 マニー・パッキャオ―ボクシングと「二重のレンズ」(石岡丈昇)
第9章 マーカス・ラシュフォード―ユーロ二〇二〇のPKが意味するもの(有元健))
対談 アスリートを社会にひらく(平尾剛+山本敦久)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たろーたん
1
ラストの対談の覚書。「企業や国家が自らの問題や不利益を覆い隠すためにスポーツの良いイメージを使うスポーツ・ウォッシング問題」「アスリートは声を上げるべきか、それとも中立であるべきか。スポーツ選手は中立性のハビトゥスを身に付けるが、スポーツ・ウォッシングの問題がある以上、彼らも自分の社会的・政治的立場には自覚的にならなくてはならない」「政治的立場に無自覚で居続けると、逆に社会の方がスポーツに醒めてしまうかもしれない。社会的な文脈を考えずに、「勇気を与えたい」「感動を与えたい」「皆さんに感謝している」(続)2024/05/12
Akio Kudo
1
★★★ 少し理屈が多いけど、読んでいて勉強にはなる2022/11/24
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- 和書
- 日本立法史 (増補版)