内容説明
ルーカスにはさわるだけで人の記憶が見えた。その能力を隠しながらFBIのプロファイラーとして活躍していたが、殺人鬼に追いつめられて退職する。だが大学講師として新たに迎えた初日、魅力的な同僚とぶつかった瞬間に見えたのは拷問と惨殺の光景だった。オーガスト・マルヴァニー、輝かしい大富豪一家の天才息子は人殺しの怪物なのか。しかもオーガストはルーカスに強い興味を見せ、彼の寝室にまで現れる―。「花にして蛇」シリーズ第2弾。
著者等紹介
ジェイムス,オンリー[ジェイムス,オンリー] [James,Onley]
フロリダ在住。マルティナ・マカティーとしてヤングアダルト小説も執筆。心霊話や実録犯罪番組を愛し、SNS漬けで、男同士の歪んで倒錯した恋模様を書くのが大好き
冬斗亜紀[フユトアキ]
萌えと勢いで原書にはまり、M/Mの沼に足を踏みこんで今に至る。M/Mレビューサイトをまったり運営中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きなこチロル
4
【花にして蛇シリーズ2】天才的物理学者のオーガストとサイコメトリー持ち元FBIプロファイラーのルーカス。ロックオンされたら最後なのだ。サイコなのに、人間味があって不思議で面白かった。恋愛指南書を読んだり兄弟に相談したりってかわいいじゃんか…前作のアダムやオーガストも自分を分かっているところが魅力的なのかもしれない。ルーカスは、オーガストが一途だったからこそ救われたのではないかと思う。ルーカスが視たトーマスの過去や、エイデンの関係も気になるー!事件は、女性の猟奇連続殺人、ルーカスのストーカー。2025/02/11
ふみ
2
面白かったー!!このシリーズ好きです。続きも楽しみ。今回はオーガスト編。前作では冷たい人に見えたけど、今回はちょっと可愛いんですけど。えー、反則(褒めてる)サイコパスならではって感じですかね?人の気持ちがわからないぶん気を使ってる気がして。いや、それも愛する人限定だろうけど。今回もクソみたいな犯罪者が出てきてうわーだったけど、一家が片付けてくれたのでスッキリしました。楽しー。2025/05/12