内容説明
ついにすべての謎が解き明かされる日が来た。なぜネオヒューマンは生まれたのか。なぜ、また誰が、セドナの姉や両親を殺したのか。もつれた糸をほどき、特捜司法官は罪ある者を告発する。特捜司法官がその裁きを終えた時、果たして、世界は新たな一歩を踏み出すことができるのだろうか。そして最後に、秋津が選んだ道とは…?衝撃と感動のうちに、ついにシリーズ完結!!秋津とS‐Aの書き下ろし後日談「わがままな人々」も収録。
著者等紹介
麻城ゆう[マキユウ]
4月3日生まれ。東京都在住。’88年、「月光界秘譚」(小説ウィングスNO.1)で小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムT
15
堂々の完結!!ひゃ~、あれだけ広げた人類進化とかのすんごい大風呂敷を、よくもまあキレイに畳んだもんだわー!秋津とS・Aの軽妙なやりとりを筆頭に、シリーズの人間ドラマが好きで読み続けていたもので、思いがけない骨太な世界観と物語の完結にはひたすら感無量です。クールで端整、それでいてセクシーで可愛くもある彼等のイラストを担当した道原さんの功績も大きい!好きだ!!このシリーズが終わってしまうのは本当に寂しいですが、今後もお二方が組んだ作品が出てくるようなので嬉しいです!どこまでも追い続けたいと思ってます♪2010/03/09
natsu_san
5
ついに完結。いろいろ思うところはあるけれど、最後の秋津とS-Aのシーンがよくてそれだけで満足してしまった。きっと秋津はS-Aの「記憶」ではなく「思い出」になれたと思いたい。最後のイラストのS-Aが可愛すぎる。新作が楽しみ。2010/01/07
天鈴
4
あれだけたくさんあった前振りを10巻で綺麗に収納できるというのがすごい。途中でわけがわからなくなりかけたものの、最後を読んだらあれもこれも前振りだったんだという事実にびっくりです。なんだかすっきりしたんだけど、最後の方までシリアスだったからもう少し平和な日常みたいなのを書いて欲しかったかも。蛇足になるんだとは思うんですけどね。あのキャラに合えなくなるのは寂しい。2010/04/09
まゆぱんだ
4
とうとう完結。正直、とても寂しいです。もうS-Aや秋津さんには会えないのかな。そんなのやだー!と駄々をこねたい気分。いつかまた六道さんも含めて、皆に再会できることを期待してます。新作も楽しみにしてるさ。2010/01/10
あかる
3
長かった-。道原さんの挿絵で、ベジコウモリとジャムカとの血のつながりを感じたけど、本文には出てこず。(書き下ろしで判明)特捜司法官シリーズはサザエさん状態ではなく、巻を重ねる毎にちゃんと年を取っていたのねー。秋津がお父さんになるとは。ちなみにネオヒューマンの中で一番好きだったベジコウモリがいろいろ報われた巻でもあったので、良かった。連続殺人の犯人は大方目星がついていたけど、そいつは主犯じゃなくてその取り巻きだった(^^; それにしてもここまで長く引っ張るネタだったのだろうか、ネオヒューマン。2011/08/06