内容説明
『J.C.』の部屋を片付けようとしていた時だ。たまたま触れた古いタロットから、ドルイドの老人がふいに出現した。彼はミカエラをカードの巫女と認定し、守るという。面倒な事など引き受けるつもりもなかったミカエラだったが、その夜、隻眼の乙女に抱かれて『薄暮の国』で眠るカートを見た。―夢?とはとても思えない。やっぱりカードのせいよね。そんなミカエラの前へ、突然エリオットが現れて告げる。「扉を開き、カールをこちら側へ呼び戻せ」と。前田栄がおくるノイエ・ヴァンピリズム。偶然という名の運命と古の盟約が鬩ぎあう第三幕、完全書き下ろし。
著者等紹介
前田栄[マエダサカエ]
12月19日生まれ。大阪府在住。小説ウィングススペシャルNo.2(1996)「リアルゲーム」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紅羽
4
ミカエラがやっぱり万能で、グイグイ引っ張ってくれますね。しかしそんなミカエラに想いを寄せるウォルフがちょっと憐れかも。次の巻でいよいよ完結…。一体どんな結末を迎えるのでしょう。2015/12/02
hirune
1
全てカールが天然のタラシで特に女とヴァンパイアに対して引きが強いため☆ミカエラはまるで聖母マリアみたいになってきた2013/08/18
soundsea
1
ミカエラつよすぎるよ……なんだこのこ。2009/09/08
玻磨
0
日々をしっかり生きているミカエラの逞しさがかっこ良い。2011/10/12
こんこん
0
ぶれない「普通」って、だいたい無敵よね、という。2010/12/22