出版社内容情報
東京をぐるぐるまわる山手線を各駅停車の町歩きで全駅制覇。意外な魅力に気づき、町歩きの楽しさを再発見。各駅に鉄道コラム掲載。
鈴木 伸子[スズキ ノブコ]
著・文・その他
内容説明
東京の中心部をぐるぐるまわる山手線を、全駅制覇。都心に今も残る昭和の香り、江戸からの歴史あるスポット、そして東京オリンピックを前に、大変貌を遂げようとしてる東京の未来図まで、各駅停車で見てまわる、大人のためのお散歩ガイド。各駅ごとに鉄道コラムも掲載。いつもの街の意外な楽しさ、ディープな魅力に触れ、町歩きの楽しさを再発見する。
目次
江戸からの街(東京―超高層ビルが見下ろす赤煉瓦駅舎;神田―江戸っ子のふるさと ほか)
江戸の郊外(鴬谷―ホテル街と文人の侘び住まい;日墓里―谷根千散歩の最寄り駅 ほか)
明治に山の手となった街(目白―山の手の真髄を味わう;高田馬場―インターナショナルなB級グルメの街 ほか)
坂上と坂下の違いを楽しむ街(恵比寿―ビール工場があった昭和の風情;目黒―高台の駅から地形散歩を楽しむ ほか)
海に近い街(田町―新駅誕生に向けて変わる街;浜松町―意外な観光名所の密集地 ほか)
著者等紹介
鈴木伸子[スズキノブコ]
東京都生まれ。東京女子大学文理学部史学科卒業後、雑誌「東京人」編集室に勤務。1997年より副編集長。2010年退社。都市、建築、鉄道、町歩き、食べ歩きなどをテーマに執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Naoko Takemoto
13
山手線大人の町歩き?疑問符。散歩系のエッセイは沢山読んだが、このレベルだとティーン向けファッション誌のコラムレベルで、交通新聞社あたりの雑誌だと相手にされないだろう。自らを「山手線を乗り回す女」と評してらっしゃるが、「山手線の駅ビルに行きまくる女」という印象しか持てない。テリトリーが池袋のようで、東側は思い入れを感じるが、西側はテキトー。駅ビル周辺をちょろっと歩き、テナント名で文字数稼いでいる感じ。参考文献は多いが、大人なら駅の周辺半径1㎞は歩いて、自分の目で見たことを表現して興味をひかせて欲しい。2018/08/24
のっち
8
山手線各々の駅。それぞれの現在の雰囲気、戦後から昭和にかけての雰囲気、遡って江戸~明治のころの雰囲気が楽しめました。メジャーな駅よりややマイナーな鶯谷駅~駒込駅辺りを散策してみたくなりました。2018/05/31
KG
4
山手線沿線で育ったわけではない田舎者としては、あの町にはそういう歴史があるのかと、読みながら社会科の勉強をした感じ。本編に続いて書かれている鉄道コラムが自分的には本命で、グッ鉄ポイントに思いが飛んでしまう。早速、日暮里のJR東日本トレインミュージアムと呼ばれる眺めを堪能してきた。山手線では一部の主要な駅にしか降りたことがなかったので、行ったことのない場所に行くきっかけになるかもしれない。本書で線路を跨ぐ陸橋を跨線橋というのだと知り、それをこせんきょうと読むことを学んだ。他の路線も書いてほしいものである。2018/07/17
たか
3
この人の著書なかなかおもしろいからたまに読んでます。今回はこちらを。2019/04/03
朧月
3
一駅4ページ+コラム2ページで詳細に山手線の各駅を説明している。 内容的にはかなり詳しい、というこ細かいので正直なところ、実際に沿線を回りながらじゃないと楽しめないなぁといったところ。 次に東京帰省したときにでも歩き回ってみようか2018/12/23