ダッシュエックス文庫 セーブ＆ロードのできる宿屋さん―カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです

稲荷 竜【著】

集英社（2016/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 311p／高さ 15cm
• 商品コード 9784086311458
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

『死なない宿屋』。冒険者垂涎の都市伝説をもつ宿屋があった。少女ロレッタはある目的のため、その宿屋にたどり着く。そこで知った『死なない宿屋』の秘密とは…。引退冒険者の新人育成プラスαな宿屋ライフストーリー。




稲荷 竜［イナリリュウ］

加藤 いつわ［カトウイツワ］

内容説明

その宿屋には『泊まると死なない』という噂があった。一縷の望みにすがるように、命懸けでも成し遂げたいことのある者たちが今日も集う。家を奪われた貴族・ロレッタ。捨てられた魔族・モリーン。彼女らが知った『死なない宿屋』の秘密とは―。「セーブポイントです」その宿屋は、異世界から来たという『セーブポイント設置能力』を持ったカンスト冒険者・アレクの経営する店だった。冒険初心者を支援する目的の宿屋らしく、彼女たちは修行をつけてもらえることになるのだが、その内容は予想不可能なもので…。死んだってロードすれば超レベルアップ！最強引退冒険者の新人育成＋αな宿屋ライフストーリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ラノベの王女様]

タイトルと、帯の「死んだってロードすれば超レベルアップ！」が、概要を全て説明している物語。―――これは、新人育成であってゲームではない。前世はゲーマーだった宿屋の主人アレクが、まるでRPGをプレイしているかのごとく、冒険者を育成（というなの死に至る拷問）していくの。死の恐怖克服のために断崖絶壁から何度も投身自殺させたり、HP増強のために呼吸困難になるまで豆を食べさせられたり……強くなりたきゃデスベホマ。修行に戸惑うロレッタやモリーンとの畳み掛けるやりとりは、「なにそれこわい」のコピペを思い出したわ。

2016/10/16

[524]

☆5　【死ねない】新人冒険者をたたき上げるために作られた宿屋で繰り広げられるファンタジー作品。この世界にはないセーブ＆ロード機能で冒険者をたたきあげる設定は悪くない。話全体としては面白い部分もあったが解決方法がどれも似通っているので話の広がりは感じない。続きを買いたいかといえばうーん。【お気に入りキャラ：モリーン】

2016/10/14

[大島ちかり]

アレクが怖い。こんなやり方で強くなりたくないな。アレクはいい人か悪い人かわからない。

2018/02/22

[niz001]

楽しめたんだが、2話とも「おにゃのこ（ロレッタorモリーン）来る～鍛える、心の何かを壊しながら～偉い人（ギルド長or女王）にちょっと会いに行く～鍛える、心の何かを壊しながら～ちょっぴり脅す～決着」のパターンが一緒なんで。もうちょっと変化付けても良くない？

2016/09/25

[nawade]

★★★☆☆　Web版未読。死なない宿屋という都市伝説をもつ宿屋を訪れたロレッタが見た宿屋の真実を描く物語。狂ってる！物静かな外見な主人公だけど静かに激しく狂ってる。スパルタという言葉ですら生温い元勇者直伝の最強冒険者育成術を学ぶロレッタとモリーンの乾いた笑いが止まらない。主人公が廃人をこじらせ過ぎてて痛すぎる。ゲーマーでも耐えられるか！！！軽くホラーの入ったブラックジョーク系育成モノ。主人公の笑顔が良い感じに壊れた感じが表現できてて作品の雰囲気にマッチしてますね。

2016/09/22