国宝 平家納経―全三十三巻の美と謎

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  • サイズ B5判/ページ数 125p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784864030540
  • NDC分類 183
  • Cコード C0021

内容説明

絶頂期に向かう清盛は、『法華経』など豪華な装飾経を正にプロデュースし、厳島神社の奉納する。善を尽くし、美を尽くした『平家納経』。ここに込めた清盛の真の願いとは?清盛自筆『願文』から読み解く。

目次

平家納経図版(願文―平清盛願文;無量義経;序品―法華経序品第一;方便品―法華経方便品第二;譬喩品―法華経譬喩品第三 ほか)
平家納経解説(王朝貴族の法華信仰と一品経供養;平清盛と伊都岐島社信仰;平家一門の「平家納経」結縁供養;「平家納経」の中の謎;「平家納経」の絵と書)

著者等紹介

小松茂美[コマツシゲミ]
1925年、山口県に生まれる。1942年、山口県立柳井中学校卒業。鉄道省に入り、柳井駅に勤務。1945年、広島で被曝。「平家納経」に魅せられ、学問の道に進む。東京国立博物館美術課長を経て、センチュリー文化財団理事・館長。文学博士。柳井市名誉市民。『平安朝伝来の白氏文集と三蹟の研究』により日本学士院賞。「『平家納経の研究』の完成を含む古筆学研究体系化の業績」により朝日賞受賞。2010年5月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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luadagua

4
厳島神社に奉納された平家納経の解説本。初めて見る平清盛の肉筆は美しいのひと言しかない。それに全巻すべてに施された装飾も美しくて、本物が見たくなるけど、厳島神社でもレプリカしか見られない模様。それでも来年には厳島神社に参拝に行こうと思っているので見られるのは楽しみ。 2024/11/30

のら

0
写真と解説が少ないため、さらに本物が見たくなる。2013/11/08

ありま

0
厳島神社で複製を観たのをきっかけに。水晶や象牙でできているという軸を一巻一巻観たかったのと、それぞれの巻の担当者(というのも変だけど)を知りたかった。2012/11/24

甲斐祐貴

0
平清盛が厳島神社に奉納した「平家納経」信仰の対象でもあるが、善を尽くし、美を尽くして作られた、珠玉の美術品でもある。その教典の表紙、見返しがカラーで収められている。2012/01/30

tetekoguma

0
何度か厳島神社を訪れましたが、平家納経については複製を見たのみでした。この本では本物の平家納経の写真を楽しめるとともに小松茂美さんの読み解きを楽しめます。小松さん自身の学者としてのキャリアには以前より興味がありました。元々国鉄職員の身から大学者になったキャリアから真に革新的なものは辺境から来るのだなあとしみじみ。2023/12/22

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