内容説明
上司の勧めで見合いをするつもりだと何気なく告げたところ、突然幼馴染みで親友の藤吾に告白された光彦。藤吾のことは大事でも恋の相手として見たことはない。丁重に断るが、二人の未来を想像してみてほしいと重ねて請われ、“イタコ小説”がよく当たると評判の小説家の従姉妹に、自分に振られた藤吾が幸せになる夢小説を依頼する。ところが小説の中の藤吾は四十年後も光彦を忘れられず孤独に暮らしていて…?
著者等紹介
海野幸[ウミノサチ]
6月15日生まれ。双子座・A型。東京都出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きょん
13
幼なじみ親友同士。代議士の父を持ち、『普通』の価値観にがんじがらめになっている受が、攻から告白されたことをきっかけに考えを変えていく。そのアシストになるのが従姉の書く未来予想のイタコ小説というのが面白い。そしてバームクーヘンエンドって言葉初めて知りましたが、最近は引き出物がカタログオンリーになってるらしいからまた新しい言葉が出てくるのかな?2023/11/19
あきら
5
電子書籍。イタコ小説という、謎ワードが出てきたので気になって購入。結局監修がいたって話だった(笑)主人公の光彦が真面目過ぎて不憫になる。家族ってやっぱり精神の発達の上ではかなり重要なポイントなんだなって思った。同じようにレールから外れた先輩である従姉妹がいて良かったよ。幸せになー!2024/01/02
へへろ~本舗
4
作者買い。長い長い片想いと自覚のない恋情が両想いとなる時。2023/10/12
京子@オランダ
3
イタコ小説がめちゃめちゃナイスアシストでとても楽しかった。頑固とみせかけてあれよあれよと小説を受け入れるちょろすぎる主人公も可愛かった。2024/01/30
もてこ
2
★★★☆☆2024/06/05
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- 和書
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