内容説明
八年前のクリスマスマーケット。人狼の父と人間の母を一度に亡くしたばかりの沙智は、名門セドラーク家の若様オレクに助けられた。それ以来沙智はオレクを慕い、彼の姉の病に効くハーブを内緒で届け続けた。そして18歳になった沙智は、あるきっかけからオレクの甥ヨナシュの養育係に選ばれる。オレクに愛されなければ消えてしまうと知りつつ、彼と暮らすため、一冬だけ人間になれるという薬を飲んだ沙智だが…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
71
【可愛いだけじゃなく……今日の沙智はとても綺麗だ……とても眩しい(オレク)】エロス度★★★チェコが舞台の御曹司と人狼の子育てやにゃんこの可愛さが詰まった作品。子供の頃助けてくれたオレクを慕う沙智の一途さや健気さ、そして傍にいるだけで周囲を癒す優しくて綺麗な心が尊い。沙智がヨナシュと仲良くなったり、オレクにとっての最愛の光となり、マミンカと共に3人と1匹の幸せな家族となっていくのが愛しさが溢れています。合間に切ない場面もありますが、人狼である沙智を丸ごと受け止め愛するオレクの溺愛に胸が震えました✨2020/11/14
きょん
17
チェコスロバキア貴族×人狼族最後の生き残りの「人魚姫」風ファンタジー。受が悪意を全く持たない無垢で純粋な良い子なので、一途に攻を慕う健気さにホロリとする。チェコのクリスマスマーケット風景や美味しそうなお菓子や料理の描写に、コロナが落ち着いたら行ってみたくなった。2020/11/18
綾鷹馨
5
久しぶりに先生のオメガ以外の作品でした。先生の作品は最初悲しい展開ですが、だんだんと主人公が幸せな道に向かって行きます。2020/11/21
つき
4
心が暖かくなるお話です。チェコに行ってみたくなっちゃった。おとぎ話のような、優しい時間が流れています。沙智はちょっと心配になるくらいの無垢な子ですが、優しくて包容力のあるオレクと、かわいい仔猫なのに素敵なお母さんのマミンカに守られて、そのままでいてくれるのでしょう。ヨナシュもかわいいけど、きっと素直なまましっかりした子に成長していくと思います。 その後が気になる、優しい世界観なので、そのままの優しい続きが読みたいです。2020/11/14
へへろ~本舗
3
サクッと読了2020/11/17
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