内容説明
王様のようなその男に目を奪われた。まるで恋に落ちたみたいに―。大学生プロダンサーの杏里がレッスン先で出会ったのは、美しい肉体と強い存在感、あらゆる意味で日本人離れした同い年の江神。由緒ある出自の彼が男女混合練習を拒否したため、杏里は男同士で踊ることを提案する。予想外にダンスの相性が良く、また傲慢さの中にも不器用な優しさを持つ江神に、杏里は次第に惹かれてゆき…？社交ダンス部で始まる恋。
著者等紹介
夕映月子［ユエツキコ］
小説家。第２５回チャレンジスクール特別長篇部門にて、「天国に手が届く」で佳作を受賞、デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
65
初読。2015年143冊め。後書きでも書かれているが、地味系で堅実な作品を書かれる著者が華やか系を目指した作品とのことで、上流の学生達の社交ダンス部のきらきらしい設定が面白かった。でも著者で一番好きな作品は雑誌掲載されたデビュー前の投稿作品なんだよー。2015/02/14
えみみ@ヒプマイ沼
48
恋だね〜(σ´∀｀)σ♡まさにBＬらしい、ロマンチックで情熱的なダンス絡みのお話で良かったですよ〜。夕映先生の作品は「てのひらにひとつ」しか読んだことが無くて、しっとり落ち着いた感じのお話を書かれる方なんだなぁと思っていました。（正直そこまで好みでもなかった）でもでも、今作は先生があとがきに書かれていたように、挿絵の周防先生にあわせて社交ダンスを題材にして、脱「地味」を目標にしたそうです！挿絵も華やかでセクシーですごく良かった〜。前半の杏里視点が特に気に入りました。杏里の思考が前向きでサッパリしてて好感2014/08/08
とも*
42
これは好き。 杏里の潔さが読んでいてワクワクする。 傲慢な王様のような江神の方がヘタレな感じで執着してるのがまた楽しくていいわー ダンスの競技会へ飛び回る杏里を応援する所も良かった。 殆ど海外で育って来たが故の杏里の思考回路も日本語の誤解も楽しくてダンスの表現もいい。 作家さんのサイトの王子様のキスの話も微笑ましくって良かった。 ただ、絵が自分好みでないのがすっごい残念だった。 自分の中の話のイメージと合わない… 2014/09/30
きょん
28
社交ダンスBLというと、つい井上佐藤さんの「１０DANCE」を思い浮かべちゃいますが、こちらはかなりキラキラしたお話でしたね。しっかり目標を持って仕事にプライドを持ち努力を続ける受がカッコよかったので、前半は攻めの魅力が感じられず。後半、ベタ惚れ具合にちょっと評価が上がったけど、受に追い付くにはまだまだ要努力って感じかな。2014/08/05
このん
28
(2014年7月24日3791）プロダンサーと御曹司のお話。夕映さんの本だから買ったけど設定もイラストも苦手で…。ハーフでプロダンサーの杏里と御曹司の江神が大学の部活で踊ってお互いに引き寄せられた。冷たい表情の裏にある江神の独占欲が杏里を求めてやまない。最後が良かったよ、江神。2014/07/24
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