内容説明
―その恋に気付いたのも、夏だった…。隆伸は高校時代、サッカー部の先輩だった鳥居に片思いをしていた。鳥居は一見無愛想で誤解を受けやすいが、本当は優しくて、いつの間にか隆伸は惹かれずにはいられなかったのだ。そして、想いを告げた隆伸が拒まれてから四年目の夏、OB会で久しぶりに鳥居と再会した隆伸は、消せない自分の想いを再認識する…。表題作ほか二篇を収録。
著者等紹介
桜木知沙子[サクラギチサコ]
3月25日生まれ。北海道出身・在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
19
初読。2015年246冊め。最初から最後までオネエの淳のキャラクターのインパクトが強すぎて全部持っていかれた感じ。2015/03/11
扉のこちら側
18
再読。2015年434冊め。表題作より2作めの「ウインターソング」のほうが好きかな。2015/04/09
りんご☆
9
読了2015/06/28
おかん
1
どこかで読んだ様なお話で、流れる車窓の景色を眺めてる感じ今の私には合わなかった2013/02/01
熾水ルカ
1
中編が2本と短編が1本。表題作は、ネガティブすぎて両思いなのになかなか成就しないサッカー部後輩×先輩。片想いの切なさを噛み締めたい時には非常に良いお話。もう一本の中編は受がオネエ言葉でBLとしては異端。まぁ、字面で追うと物足りないのは当然で、攻声の声優さんがセリフを読んでくれたとしたらきっと凄く面白いと思う。レイガさん(シュラト)みたいなの。2012/09/23