出版社内容情報
輝かしい歴史と洗練された舞台で魅了するパリ・オペラ座。デュポン、ル・リッシュ……ダンサーたちの言葉でたどるオペラ座案内!
内容説明
パリ・オペラ座バレエエトワールの真実!バレエの輝き!
目次
1(オーレリ・デュポン;ニコラ・ル・リッシュ ほか)
2(ローラン・イレール;マリ=クロード・ピエトラガラ ほか)
3(シャルル・ジュド;ドミニク・カルフーニ ほか)
4(ローラン・プティ;ピエール・ラコット ほか)
著者等紹介
三浦雅士[ミウラマサシ]
1946年、青森県生まれ。1970年代を「ユリイカ」「現代思想」編集長として過ごし、1980年代に文芸評論に転じる。1990年代、新書館編集主幹として、月刊「ダンスマガジン」、季刊「大航海」などを創刊、編集にあたる。2013年現在は月刊「ダンスマガジン」顧問。主な著書に『メランコリーの水脈』(サントリー学芸賞、講談社文芸文庫)、『身体の零度』(読売文学賞、講談社)、『青春の終焉』(伊藤整文学賞、講談社学術文庫)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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syaori
39
1995~2012年に行ったパリオペラ座バレエ団のエトワールや振付師へのインタビュー集。本書でギレール・テスマーはダンサーは舞台で「自分の世界をすべて差し出さなくてはいけない」のだと言っていますが、彼らが家族やバレエ、作品や振付師、パートナーについて語るのを聞いているのもまさにそんな体験で、インタビューでも舞台に上がるように、踊るように自分の世界を差し出してくれる彼らに対し、タイトルどおり『ブラヴォー』を叫びたくなってしまいます。そして、最後に彼らをそんなふうに語らせたインタビュアーにも「ブラヴォー」を!2018/03/26
K
2
現代から過去まで、オペラ座のエトワールたちのインタヴュー集。芸術監督として、コレオグラファーとして、あるいはマチュー・ガニオのママとして、しか知らなかった人々の逸話も読めて、幸せな気分。マニュエルがプティの「若者と死」を自分の役じゃないと断っていたり、オーレリがマニュエルの定年後パートナーにしたいエトワールがいなくてオペラ座をやめたくなったと打ち明けていたり、みな良い意味で自己主張が結構強いのだけど、それは自分に厳しく向き合い、自分を知っているからこその主張なのだなと感じた。2014/10/27