出版社内容情報
映画監督・脚本家・心理カウンセラーで脚本のお医者さん=スクリプトドクターの三宅隆太がストーリー作りのコツを語る待望の指南書。
内容説明
TBSラジオ『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』で特集され知られる存在となった、日本に数人しかいない“脚本のお医者さん”こと“スクリプトドクター”=三宅隆太の初の脚本指南書。あなたにやさしく語りかけるかつてない画期的な一冊。
目次
第1章 あなたの世界観をさぐる
第2章 性格の仕組みとクライマックスの関係性
第3章 中心軌道を抜き出し、葛藤を簡略化する
第4章 逆バコ起こしで構成力を身につける
第5章 スクリプトドクターの仕事術 前半
第6章 スクリプトドクターの仕事術 後半
著者等紹介
三宅隆太[ミヤケリュウタ]
脚本家、映画監督、スクリプトドクター、心理カウンセラー。若松プロダクション助監督を経て、フリーの撮影・照明スタッフとなり、映画・テレビドラマ等の現場に多数参加。ミュージックビデオのディレクターを経由して脚本家・監督に。また、スクリプトドクター(脚本のお医者さん)としてハリウッド作品を含む国内外の映画企画に多く参加する傍ら、東京藝術大学大学院をはじめ各種大学やシナリオ学校等で教鞭も執っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
104
日本ではまだ数人しかいない、映画等の脚本に係わるスクリプトドクターの仕事がわかる。テクニカルな面は勿論あるのでしょうが、その前提としての誰にでも分かるが実践出来てるかは?について書かれている点に注目。ex:自分の世界観を重視して書いた脚本の物語に「ないものねだり」ではなく「あるものさがし」が大切。スクリプトドクターが問われるのは「話す力」ではなく「聴く力」です。…と。一般の私達に大変ためになる話!2018/08/19
けやき
35
良書。様々なものの見方をすることの大切さを再認識しました。2016/11/04
香菜子(かなこ・Kanako)
31
スクリプトドクターの脚本教室・初級編。三宅隆太先生の著書。仕事や研究、勉強や趣味などで文章を書くことが多い人、文字と向きあうことが多い人にとってはとても参考になる内容が詰まった良書です。脚本のお医者さん、スクリプトドクターの仕事内容まで知ることができるユニークな一冊。スクリプトドクターの三宅先生が書いているだけあって、本当に読みやすい。2018/08/16
booklight
23
プロの仕事だぁ。プロデューサと脚本家の間に入り、脚本制作のうまくいかない部分を指摘、サポートするのがスクリプトドクター。なんだビジネスコンサルじゃないですか。著者は脚本学校の講師もやっているので、アマチュア作家の作品を山ほど見ている。そこからの事実ベースの作品類型が秀逸。日常振り返りの「窓辺系」なんて、読んでもないのに想像できる。心理カウンセラーの資格も持っているので、心理分析も深い(NLPは特殊だと思うが)。文章もさすが脚本家で読みやすい。どんな作品もこの人が入れば何かしら良くなるように思える。2018/09/02
ココロココ
23
猫町倶楽部・名古屋アウトプット勉強会(名古屋文学サロン月曜会&名古屋シネマテーブルとのコラボ)の課題本。途中の技術の話では、退屈した部分もあったけど、全体的に面白い話。考え方の癖が作品に表れる、っていうのは良くあることだな。こういうレビューもそうだし。なかなか面白い。中級編期待します。2016/03/25