感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おゆ
9
日本神話の英雄といえばまずはスサノオ、それからヤマトタケル。スサノオは高天原を追放された神で、ヤマトタケルは父帝に疎まれた皇子。ジークフリートの直情径行ぶりに鼻白み、いつその鼻っ柱がへし折られるのかと待ち構えてしまったのは、彼の憂いが見たかったから。けれどそれはついに語られず、無知と無恥のうちに竜は倒される。そのまま眠れる乙女ブリュンヒルデを得たなら前巻までの高揚は消沈したかもしれない。けれど、竜退治で学べなかった恐れの感情を愛の発見と共に知る、その慄きと純粋さには胸を打つものがあった。2017/05/12
みよちゃん
6
いよいよジークフリート。ヘビや秘密の急所、鍛えなおした剣。指輪物語がチラチラと頭をかすめる。前にはなかったハリーポッターの中にも、魔法のかけらを感じる。そしてワルキューレとの出会い。ワクワクして読んだ本。2016/06/07
まゆき
2
育ての親ミーメは確かに良くないヤツだし、ジークフリートの命を狙っているのだから斬られてしまうのは仕方ないのかもしれない。けど仮にも育ての親だったミーメをとことん毛嫌いし、あっさり斬ってしまうジークフリートもすごいな、という気が。ラッカムの描くジークフリートは、イメージの中の外国の人そのものだったので面白かった。2012/04/13
1977年から
0
1990年
KiKi
0
(再読)クナのライブ盤をBGMに無鉄砲で可愛いお馬鹿さん & 元戦乙女の出会いのシーンを読むと感慨も一入です。 ラッカムの絵が雰囲気をさらに盛り上げてくれるところも◎2010/02/22
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