内容説明
バッハ、モーツァルト、ベートーベンから、ショパン、リスト、そしてケンプ、ホロヴィッツ、グールドまでに及ぶクラシックの名ピアニストたちの、ほとんどは今では見ることの出来ない演奏の様子からその技法、そしてパーソナリティまでを、膨大な文献から導き出して生き生きと描写したエピソード集の増補版新訳。ピアノそのものや演奏技術の進歩に関しても、手に取るようによくわかる。著者ハロルド・C.ショーンバーグは音楽評論家として初めてピューリッツァー賞を受賞したジャーナリスト。
目次
揺籃期
油のようになめらかに
3度、6度、オクターヴ
横顔を見せるピアニスト、旅をするピアニスト
ワイヤー切断魔、手は高々と
移行期
アイルランドからボヘミアまで
ロマン主義とそのルール
結核、ロマン派、詩人
雷鳴、稲妻、催眠術、セックスアピール〔ほか〕
著者等紹介
ショーンバーグ,ハロルド・C.[ショーンバーグ,ハロルドC.] [Schonberg,Harold C.]
1950年に『ニューヨークタイムズ』の音楽評論家となり、1960年から1980年まで主筆として活躍、80年からは文化ジャーナリストとなる。1971年にピューリッツァー賞を評論で受賞した。2003年ニューヨークで没する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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