内容説明
時を越え国境を越え、内なる世界をメロディに乗せてアコースティックに紡がれる、神秘に満ちた幽玄の響き。世間的名声や商業的成功から縁遠い作品であってもいずれも孤高の美しさを誇り、聴く者に静かに語りかけてくる。いわば「夜のための音楽」―それがアシッド・フォークなのだ。
目次
１ Ｂｒｉｔｉｓｈ Ａｃｉｄ Ｆｏｌｋ ｆｒｏｍ ｔｈｅ ６０’ｓ ｔｏ ｔｈｅ ７０’ｓ
２ Ａｍｅｒｉｃａｎ Ａｃｉｄ ｆｏｌｋ ｆｒｏｍ ｔｈｅ ６０’ｓ ｔｏ ｔｈｅ ７０’ｓ
３ Ａｌｔｅｒｎａｔｉｖｅ Ａｃｉｄ Ｆｏｌｋ ｆｒｏｍ ｔｈｅ ６０’ｓ ｔｏ ｔｈｅ ７０’ｓ
４ Ａｃｉｄ Ｆｏｌｋ ｆｒｏｍ ｔｈｅ ８０’ｓ ｔｏ ｔｈｅ ９０’ｓ
５ Ｆｒｅｅ Ｆｏｌｋ ｉｎ ｔｈｅ ２１ｓｔ Ｃｅｎｔｕｒｙ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mariyudu
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本書で紹介されている音盤の数々には、アコギな音楽を長年追いかけてきた身には親しみ深いものが多数含まれているのだが、それらが持つ形容し辛い共通属性が頁を捲る毎に言語化されていく感覚は奇妙で面白かった。理論武装および攻撃性過多な文章に鼻白む箇所も多々あるけど、体重の乗った「筆圧強め」な一冊ではある。最近停滞しがちだったリスニングライフへの良い刺激になりそう。2019/11/23
