内容説明
キリスト教にできることは何か?自死予防の最前線で働く人たち、自死者の葬儀に関わる牧師や葬儀社の職員、遺族の悲嘆に寄り添う援助者、さらにキリスト教における自死観の変遷を通してその意味を問う者、気鋭の実践家と研究者たちによる論集。
目次
序論 日本の自殺―統計から見たその実態
第1部 自死と向き合う(生きる価値の揺らぎに寄り添う援助者として;自死予防と「いのちの電話」;葬儀社から見た自死の問題;この世の光になるために教会ができること)
第2部 自死にかかわるケアとキリスト教(自死念慮者に対する牧会ケア;自死者の葬儀と遺族へのケア―MysteryとHopeの共有;自死遺族のグリーフケア)
第3部 自死とキリスト教の歴史(牧師の自死―日本プロテスタント教職者と自死の歴史的考察;自死の何が罪とされてきたのか―キリスト教精神史の深層を探る)
著者等紹介
土井健司[ドイケンジ]
1962年生、京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退、京都大学博士(文学)、関西学院大学博士(神学)、関西学院大学神学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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