出版社内容情報
20世紀最大の神学者カール・バルトが、アメリカの雑誌の求めに応じて10年ごとに綴った3編の自伝的文章を収録。
42歳から72歳までの30年間の生活の変化と神学の展開を明らかにした興味尽きない内容。
巻頭には佐藤敏夫氏の優れた長文解説がつく。
バルトの生涯と神学への最良の入門書と言えよう。
没後50年記念復刊にあたり読みやすく改版。
カール・バルト[カール バルト]
著・文・その他
佐藤敏夫[サトウトシオ]
著・文・その他/翻訳
内容説明
バルト没後50年記念復刊。バルトの生涯と神学への最良の入門書。雑誌の求めに応じてバルトが10年ごとに綴った3編の自伝的文章。佐藤敏夫氏の優れた巻頭解説付き。
目次
1 一九二八から一九三八年まで
2 一九三八から一九四八年まで
3 一九四八から一九五八年まで
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラム
1
佐藤優「同志社大学神学部」で興味を持つ 同書を読むまでバルトは未知だったが、学生時代強い影響を受けた佐藤の思いに感化 自伝というが米雑誌が10年毎に3回実施したアンケート「私の心はいかに変化したか」に答えたもので、主に後半生が語られる 馴染みのない読者のために、訳者が冒頭60頁に亘り前半生と業績を解説、自伝と評伝を合わせたものと理解 この小冊子でバルトの神学、思想を理解できるものではないが、八十年の生涯の神学上の業績、思想の変遷を辿る その変遷が批判的に見られているが バルトは一貫した姿勢であると主張する2021/03/10