内容説明
解釈学と神学との緊密な対話からポール・リクールの全体像を浮かび上がらせた最新の研究。
目次
可能性に対する情熱―ポール・リクール序論
第1部 リクールの哲学と解釈学における可能性の情熱(人間・可能性・時間;カントの諸限界内のみの希望なのか;メタファー、詩ならびに可能性;物語 期待された事柄の実質)
第2部 可能性に対する情熱と聖書物語、イエスの歴史物語か(新しい解釈学 ブルトマン後記;字義どおりの福音書とは;「時間の物語」としての福音書;イエスの受難、キリストの力 人間の自由の可能性)
結び(聖書とひとりの哲学者)