出版社内容情報
ヒトラー暗殺計画に参加して処刑された神学者の波乱に満ちた生活を綴る。
内容説明
本書では、ディートリヒ・ボンヘッファーの生涯、彼の思想、そして彼の死を、包括的かつ詳細に描いた。ナチズムのあの犯罪的かつ殺人的な時代と共に終わるこの伝記は、深く刻み込まれた伝統と、父母や祖父母を重んじる家庭の中で育った一人の息子を指し示している。この伝記は、西洋の啓蒙主義を通して近代が手にした呪いと解放との中で、その近代を肯定し近代を共に担う担い手を指し示している。
目次
序章 さまざまの視点
1 幼少年時代
2 修学時代
3 大学私講師時代
4 牧師時代
5 牧師研修所
6 クーデタ計画
7 獄中
8 著作
著者等紹介
宮田光雄[ミヤタミツオ]
1928年、高知県に生まれる。1951年、東京大学法学部卒業。東北大学名誉教授。著書に『西ドイツの精神構造』(学士院賞)、『現代日本の民主主義』(吉野作造賞)など
山崎和明[ヤマサキカズアキ]
1953年、大阪に生まれる。1983年、大阪市立大学法学研究科博士課程単位修了退学。同年より四国学院大学勤務、現在、社会学部教授。専攻、政治学、政治思想史
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