内容説明
新約聖書の中で最も暗い謎の人物。なぜ彼は選ばれ、捨てられたのか。バルトによる徹底的な解明。本書は、『教会教義学』第2巻「神論」の第7章「神の恵みの選び」の第35節「個人の選び」における、イスカリオテのユダの選びを論じた綿密な注部分を分冊化したもの。巻頭にオットー・ウェーバーの解説を付す。
目次
第1編 神の恵みの選び(神の恵みの選びについての正しい教説の課題;イエス・キリストの選び;教会の選び;個人の選び)
第2編 イスカリオテのユダ(使徒の一人としてのユダ、ユダの罪;ユダの役割と意義)
著者等紹介
吉永正義[ヨシナガセイギ]
1925年、東京に生まれる。東北大学理学部、日本ルーテル神学院、立教大学文学部(組織神学博士課程)に学んだのち、コンコーディア神学校、ペテル神学校留学。神学博士。飯能ルーテル教会牧師、日本ルーテル神学大学教授を歴任。2008年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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