内容説明
創立50年を経たアジア・キリスト教協議会(CCA)の歩みを中心に、アジアにおけるエキュメニカル運動の変遷をたどる。植民地主義と開発独裁、ベトナム戦争と民主化運動、冷戦後のグローバル化と「テロとの戦い」等に、教会はどう取り組んできたのか。宣教の視点から見たもう一つのアジア史。
目次
1 CCA成立までの軌跡
2 EACCの誕生とアジアのナショナリズム
3 EACCの自立と混迷するアジア
4 開発と独裁に抗して
5 民衆と共に生きる
6 追放と宣教の狭間で
7 「冷戦後」の国境を超える運動を求めて
8 戦後五十年と朝鮮半島への取り組み
9 「グローバル化」と「テロとの戦い」への対抗軸を求めて
10 創立五十年を迎えたCCAの光と影
著者等紹介
山本俊正[ヤマモトトシマサ]
1952年、東京に生まれる。立教大学法学部卒業。東京YMCA主事を務め、米国カリフォルニア州・バークレー太平洋神学校に留学(1988年、神学修士)。米国合同メソジスト教会・カリフォルニア/パシフィク年会で按手され(正教師)、同教団・年会任命により、ハワイ州ハリス合同メソジスト教会にて副牧師を務める。同教団派遣宣教師として日本キリスト教協議会(NCC)国際協力担当幹事に就任(1993年3月)。第35回NCC総会にてNCC総幹事に選出され(2003年3月)、2006年3月に再選し、現在に至る。2005年4月より日本基督教団ロゴス教会主任牧師兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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