内容説明
毀誉褒貶尽きないマルチな活動家にして文筆家、そして情熱的な伝道者。この日本キリスト教史に屹立する巨人の思想と実践に、過去と現在の論者たちはどのような分析・批評・解読を行ってきたのか。計16名の論者による賀川への多角的なアプローチを集大成。
目次
第1部 賀川豊彦についての先行研究(賀川豊彦における基督教倫理;賀川豊彦の社会思想―宗教的価値と経済的価値;賀川豊彦と藤井武の場合―「詩的キリスト教」;賀川豊彦と部落問題―水平社との接近と離反 ほか)
第2部 最近の研究論文(敗戦直後の賀川豊彦―新日本建設キリスト運動を中心として;賀川豊彦と「神の国」;「贖罪愛の福音」と「憎悪の福音」―水平社運動史における賀川豊彦;日本の解放神学者 賀川豊彦―その神学遺産の継承をめざして ほか)
第3部 対談(賀川豊彦をめぐって)