目次
第1部 教会秩序の成立と最初の発展
第2部 教理の発展
第3部 キリスト者の生き方の問題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
一郎二郎
3
【イエス】神の国の切迫。ご自身による時の徴。近き神、無制約な要求をしたまう神。隣人との出会いの今。決断への招き。 【原始教団】キリスト自身を告知する。十字架と復活、昇天により終末的理解が促される。メシアとしてのキリストへ。 【ヘレニズム教団】自然神学化や自然道徳化が旧約聖書の存在により防がれる。神の代理としてのキリストとの人格的関係としての信仰。祭儀的に礼拝される主としてのキリストの出現。終末論、救い、教会の概念がグノーシス受容により洗練され、グノーシスとの対決によりキリスト者の歴史的実存が明確化された。2023/05/14
いとう・しんご singoito2
2
Wikiによると’48年から53年までに刊行されたらしい全3巻の第1巻。本巻の第1部は史的イエスについてで時代的には共観福音書に対応、第2部は最初期の教会についてで、使徒言行録の最初のあたりからパウロの話の前くらいまでに対応、第3部はヘレニズム教会、つまり異邦人を主体とした教会についてで、パウロとバルナバを送り出すアンティオキア教会の話あたりに対応。歴史的な叙述で読みやすい。個人的には第3部の最後にあったグノーシスの話が、やっぱ面白かったです。2021/07/04
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